人間関係の悪化。通勤電車の憂鬱。仕事自体が合わない。など
会社を辞めたいという気持ちとてもわかります。
とはいえ40代が一念発起して独立するともなると、家庭があれば家族のことや、再就職の心配など不安な部分がどうしても出てしまいますよね。
この記事を執筆当時僕はアラフォーですが、会社勤めを辞めて飲食店経営やブログなどで生計を立てています。
そんな実際に独立した僕が、独立して「ここは失敗したなぁ」と思うことを含め、仕事を辞めて独立したいあなたに伝えたい7つのことをまとめました。
- 会社員は悪くないと思える
- 失敗の実例を知り独立の成功確率が上がる
- 40代再就職の不安が小さくなる
ではいきましょう!
Contents
40代会社員で独立したい人に伝えたい7つのこと
先に7つお伝えすると、
- 会社員の安定は強い
- 副業から始めるのがおすすめ
- 必ずスモールスタート
- 原価がかからないビジネスモデルが最強
- 「結果がすべて」がガチ
- 絶望してからがスタート
- 40代からでも再就職できる
下記で詳しくみていきましょう。
①会社員の安定感は強い
まず、辞めたい人に伝えたいのは、会社員の安定感は、生きる上でめちゃくちゃ安心材料だということ。
もちろんリストラや勤めている会社の倒産などのリスクはありますが、それでも独立したての人間よりかは会社員は生活が安定しています。
明日の集客や、来月の集客など顧客について考えなくても、来月の給料が約束されている状態っていうのは本当にすごいことです。
独立したら、来月の自分の給料はあるかどうかは自分次第です。
休むかどうかもすべて自分で決められますが、独立したてのほとんどの場合、自分が休めば給料はなしの状態。
よく、自由は不安定、不自由は安定といいますが、まさにその通りだと思います。
逆に会社員の給料は上がりにくいですが、独立した場合収入0の可能性もあります。ただ、独立した場合収入の上限はありませんね。
②副業から始めるのがおすすめ
先述の会社員の安定感の話とつながるのですが、独立を視野に入れるなら”副業”から始めることを強く、本当に強くおすすめします。
会社員で給料をもらいつつ独立を視野に入れた副業でスタートするのが、結局一番最強なんじゃないか?という話を起業家仲間とよく話します。
そして副業で稼げるようになり、収入を会社に依存しない状態になれば会社との付き合い方も変わります。
いつ辞めてもいい状態といいましょうか。
そうなると、意外と会社勤めが嫌じゃなくなったりするパターンもあります。
その状態になれば最強会社員の出来上がりです。
個人的には会社員時代にブログを立ち上げ、
【独立するジャンルの情報を発信しつつ、自身のサービスの認知とブログ自体を収益化する】
がおすすめ。
独立のスタートダッシュが切れますし、ブログが収益を生み出してくれていたら生活も精神的にも安定します。
③必ずスモールスタート
独立をする場合、必ず【スモールスタート】が鉄則です。
独立を決めると、なぞの勇者モードに入りガンガンいこうぜの状態になりやすいです。
僕が飲食店を出すときまさにこの状態でした苦笑
初めて起業する場合、【大きな初期費用】【固定費】を投資するのは本当に本当におすすめしません。
起業した当初は売り上げも安定しないでしょうから、大きな初期費用と固定費をかけすぎると、支払いのために働いている状態になりがちです。
また、万が一失敗した時に借り入れが大きく残っていると再起が遅れます。
逆にスモールスタートし、初期費用と固定費が限りなく0に近ければ、売り上げが少なくとも潰れる可能性は圧倒的に低くなります。
またブログのメリットの話になってしまいますが、この点ブログは初期費用・固定費をかなり少なくスタートできるのは大きなメリットかと。
④原価がかからないビジネスモデルが最強
僕は飲食店経営とブログアフィリエイトで独立している経験がありますが、飲食店は食材などの原価が必要となります。
それに比べ、ブログの原価は月に最低千円程度。
”儲け”だけ考えた場合、圧倒的にブログの方が有利です。
例えば、飲食店の場合、食材原価、人件費、水道光熱費、雑費などを抜いて【10%の純利益は残しましょう】と言われています。
一方、ブログの場合は月のサーバー代1,000円程度、ドメイン代年間1,000円程度くらいです。
有料の市場調査ツールや効率化サービスなどを利用しても、せいぜい月に2万円程度でしょうか。
このように ブログの売り上げ=ほぼ利益 なんです。
儲かるビジネスの特徴は下記の記事にまとめています。
⇒【実践者が解説】田舎で儲かるビジネスの4原則と具体例11選
飲食店とブログの利益率の違い
例えば、月に100万円の売り上げがあったとした場合、月の純利益はこうなります↓
(自分の給料を30万円と仮定した場合)
飲食店経営 | 約10万円 |
ブログ | 約68万円 |
もちろんビジネスを行ううえで、利益だけで考えるのはナンセンスかもしれません。
ですが、ビジネスは「好き」や「やりたいことだけ」ではないのも事実。
なので起業する場合は【原価のかからないビジネスモデルが最強】ということは、頭の隅に置いておいてほしいです。
⑤「結果がすべて」がガチ
社会人を長く続けてきた40代なら当たり前のことだと思いますが、独立後は「結果がすべて」がよりガチです。
例えば、経営している飲食店でのことです。
席がほぼ満席で食事のご提供が遅れている状況がありました。
もちろん、ご提供が遅れている状況を作ってしまった僕のミスなのですが、なんとか早くご提供しようと120%の力を出し、スタッフ総出で全力で店を回しました。
料理をすべて出し終わった後は、体力も気力も底をつき、抜け殻のような状態になっていました。
が、結果一組のお客様からお叱りを頂戴し、
お客様の大切な食事の時間をご不快な思いをさせてしまったという心苦しさと、同時に「どれだけ頑張ったかなんてお客様にはまったく関係ない」を心から学びました。
ブログも、その記事を一生懸命書いたからといって、読者さんが有益と思うかどうかはまた別の話です。
⑥絶望してからがスタート
Twitterで出会った先輩経営者の言葉ですが、
独立後、絶望することが起こるかもしれません。
その時はこの言葉を思い出してほしいです。
飲食店をオープン後、半年でコロナ禍になり、妻・子供のこと、お世話になっている方々、店のことなどを考えたとき絶望しました。
が、この言葉のおかげで救われました。
⑦40代からでも再就職できる
40代・50代の再就職というとネガティブに思うこともあるかもしれませんが、実際はそこまで悲観する必要はないと思うようになりました。
例えば、ミドルエイジの転職をメインに扱っている転職エージェントのJAC Recruitmentの2022年の実績によると転職に成功した50%が40代以上となっています↓
独立した人間は価値がある
また、一度独立失敗した人間は再就職しにくいか?という不安には、2ちゃんねる創設者ひろゆきさんがインタビューにてこのように答えています。
自分でやってみて失敗したら、再就職できないんじゃないか、と。だけど、自分で何かを始めようとして、失敗して、そこから再起するために再就職を目指している人って、「今まで誰でもできるような仕事をしてきました。転職したいです」みたいな人より、ずっと価値は高いと見られるはずです。
「履歴書に空白があるのはよくない」というのは、言わんとすることは分かります。ただ、会社勤めはしていなくても、「会社経営をしていました」と言うのなら、かえってプラスになるわけです。
実際、僕も採用面接で「会社を立ち上げたんですけど、失敗して潰(つぶ)しました」とか言ってきた人には、珍しがっていろいろ話を聞きましたしね。
引用元:https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2110/22/news026_2.html
見栄と恥を捨て助けを求める
独立起業すると、起業家さんや取引先など多くの繋がりができます。
よっぽど悪い評判がなければ、知人の起業家さんが雇ってくれたりします。
幻冬舎編集者の箕輪厚介さん↓
僕自身が飲食店の経営が厳しくなった時に立てた再起のプラン↓
まとめ
今回は、会社をやめたい40代男性が独立する際に知っておいてほしいことをまとめました。
- 会社員の安定は強い
- 副業から始めるのがおすすめ
- 必ずスモールスタート
- 原価がかからないビジネスモデルが最強
- 「結果がすべて」がガチ
- 絶望してからがスタート
- 40代からでも再就職できる
会社員として生きるにしても、独立するにしても、ぜひこの言葉たちは知っておいてほしいです。