2014年に夫婦で世界一周の旅から帰国、その足で宮崎市に移住⇒Webメディア運営で独立して、現在は併用して飲食店を経営しているこーせーです。
地方に移住するのは大きな決断ですし、起業となるとさらにハードルも高くなるかと想像するかもしれません。
事実僕も移住する前は仕事や家、生活費など、「本当に移住できるのか?」と不安がありました。
ですが、インターネットやテクノロジーが発展した今の時代、移住も起業もハードルが低くなりました。
今回は、宮崎市に移住、そして起業までを視野に入れた方に向け、宮崎市の魅力、生活費、移住/起業支援などをまとめました。
また、実際に移住と起業をし、10年の僕自身の事例や他起業家さんの声を包括してお送りします。
では、さっそく宮崎市に移住&起業の一歩目を踏み出していきましょう!
Contents
宮崎市への移住って実際どう?
まずは宮崎市への移住の大枠な概要をまとめました。
宮崎市の魅力と生活環境
宮崎市は市街地から少し車を走らせれば、海・山・川の豊かな自然が近くにあり、大人にとっても子供にとっても良い環境が整っています。
また、生活コストは大都市に比べて低めで、住宅費や食費などの日常生活費が抑えられます。
特にリモートワークが可能な職業には都市部の給料をもらいつつ、生活コストは抑えることができるので、そういった部分も生活のしやすさに繋がります。
程よく田舎で程よく都会というのが僕が宮崎市に移住した一番の理由です。
ごはんが美味しい
県外からの来客は口をそろえて「ごはんが美味い」という食事に関する好印象を持たれることが多いです。
僕の母もトマトが好きで各地のトマトを食べていますが、宮崎に来た際に定食の横に付いていたトマトを食べて感動していました。
- 炭火焼き
- チキン南蛮
- 宮崎牛
- マンゴー
- 焼酎
などの有名どころのグルメはもちろんのこと、牛豚鶏などの畜産物や農産物、太平洋に面していることから海の幸も豊富で、素材の美味しさも大きな魅力の一つですね。
県民幸福度ランキングは常に上位
株式会社ブランド総合研究所による地域版SDGs調査として都道府県幸福度ランキングが発表されました。
宮崎県は2019年、2020年に全国幸福度1位を獲得し、県民の幸福度は常に上位にランクインしています。
宮崎市に移住するデメリットは?
自分で事業を起業する方にとってはデメリットと言えないかもしれませんが、宮崎県の賃金は全国的に見ても低水準です。
厚生労働省が発表した令和3年度の【都道府県別賃金】によると
- 宮崎:244万6千円
- 東京:364万2千円
- 全国:307万4千円
となっていいます。
賃金、つまり給与所得が全国的に比べると低い点があげられます。
とはいえ、幸福度ランキングでは常に上位にいることから所得と幸福度は比例しないと言えるかもしれませんね。
移住支援給付金制度の詳細
宮崎市は移住を促進するための支援給付金制度を提供しており、移住者に経済的な支援を行っているのも魅力の一つです。
2023年年度時点の移住支援給付金制度は、
- 東京圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)からの移住者に対しては国の移住支援金が適用
- 名古屋圏(岐阜県、愛知県、三重県)、大阪圏(京都府、大阪府、兵庫県、奈良県)及び福岡県からの移住者には宮崎市独自の【宮崎市ひなた暮らし実現応援事業費給付金】が適用
となります。
これは宮崎市への移住者に対し、最大200万円の支援金を提供する制度で、移住者が地域に定着し起業や就業を促進するための制度です。
宮崎市の移住支援給付金制度は、移住者が地域社会に溶け込むための経済的な支援を提供してくれるありがたい制度です。
ただし、就職・起業ともに支援受給には要件がありますので、まずは市のホームページで確認してみましょう。
僕はこんな制度があるのを知らずにバックパックとサーフボードだけ担いで移住してしました(笑)
移住するなら移住センターに相談を
宮崎市に移住をお考えの場合は「宮崎移住センター」に相談することがおすすめです。
物件情報や仕事の情報、支援金や補助金関連のこともワンストップで相談に乗ってくれます。
他の移住者さんの事例や、起業した方の事例も見れますので、一度ホームページだけでも見てみてください。
ちなみに僕も2020年度、宮崎市移住センターのパンフレットに載せて頂きました!
宮崎市の起業環境
ここでは宮崎市で起業って実際どう?というところをまとめていきたいと思います。
宮崎市は起業にいい環境?
宮崎市は起業家にとっても魅力的な場所です。
というのも、事業コストが低く事業を継続しやすく、さらに自然と街が近くにあるためリフレッシュすることができより良いインスピレーションを得ることもあります。
また、市自体もビジネスサポートに積極的です。
具体的なサポートに関しては下記で見ていきましょう。
起業のための資金調達のサポート
宮崎市には、起業家が利用できるさまざまな資金調達の方法があります。
市や関連機関が融資や補助金などのサポートを提供しているため、ビジネスのスタートに向けて心強い味方となってくれるでしょう。
例えば
僕自身も、飲食店を開業する際は日本政策金融公庫様から融資を受け開業しました。
融資や支援を受ける受けないはさておき、一旦事業の相談をしに行くこともおすすめです。
余談ですが日本政策金融公庫宮崎支店の目の前に僕の店があります(笑)
起業するときの相談先やサポート施設は?
宮崎市には、起業を目指す方が相談できるさまざまなサポートサービスがあります。
起業のハードルは低くなったとはいえ、未知の世界へ飛び込むのはどきどきするものです。
宮崎市は起業を志す方へが相談できる機関があるので、起業のプロセスや経営に関する悩みなど、どんな小さなことでも気軽に相談していきましょう。
例えば
- 宮崎商工会議所⇒ 起業の計画段階からサポート。社労士、税理士、などその道のエキスパートにも相談できる。
- 宮崎県よろず相談支援拠点⇒無料経営相談。
- みやざきスタートアップハブ⇒起業準備のためのコワーキングスペースや起業家同士の交流の場。
僕自身は、宮崎商工会議所とみやざきスタートアップハブ(以下MSH)の会員になりました。
MSHは飲食店を開業する前に会員になり、開業準備や同じスタートアップの起業家さんの横の繋がりや、起業家先輩へ事業相談したりと宮崎で起業した僕の背骨となっています。
宮崎商工会議所の会員になったのは、MSHからご紹介頂き入会しました。
宮崎商工会議所では、
- 従業員を雇う際の人事労務管理を社労士さんに
- 税金のことを税理士さんに
- 国や県の補助金を活用するための事業計画書を見て頂くために中小企業診断士さんに
相談しました。
ブログアフィリエイトで独立した際は、特に相談はしませんでしたが、飲食店で起業した時はとにかくその道のプロに相談しました。
宮崎市のテナントの探し方
実店舗で起業する方はテナントも必要ですよね。
ここでは宮崎市のテナントの探し方と、僕自身が今の店のテナントを見つけた事例をご紹介します。
宮崎市のテナント情報
宮崎市は県庁所在地なだけあって、テナント数も宮崎県の中では多いです。
もちろん、魅力的なテナントと出会うのはタイミングが大きいところではありますが、インターネット上での情報や地域コミュニティの繋がり、宮崎市のサポートも活用しながら根気よく探していきましょう。
宮崎市の中心街でテナントを探すなら…
あたりが豊富に掲載されています。
もちろん他にも多くの不動産屋さんが宮崎のテナント情報を載せられているので、【宮崎 テナント】で検索してみてください。
僕は三栄不動産様経由でテナントを借りました。インターネット上で探しながら、実際に不動産屋さんに足を運んで探すことがおすすめです。
また、上記でご紹介した【みやざきスタートアップハブ】にも物件情報が集まることがありました。
地域コミュニティの繋がりから掘り出し物件が見つかることも
僕自身は不動産屋さん経由で探して契約までしましたが、知人のパン屋さんは自身が住んでいる地域の繋がりから、格安で倉庫を借りてリノベーションしてパン屋として営業されています。
実店舗での経営は家賃が大きなウェイトを占めますので、このコストを抑えられるのは経営が圧倒的に有利です。
こした地域コミュニティを持っておくと、暮らしにも起業にもプラスになることがありますね。
宮崎での生活費
宮崎市での生活費は大都市圏と比べると比較的抑えることができます。
ここでは宮崎での家賃、食費を全国と比べてみていきましょう。
結論としては、リモートワークができる業態はかなり生活が楽!
宮崎市の家賃感
総務省「平成20年1ヵ月あたりの平均家賃の統計データ」によると
- 東京都の平均家賃:7万6648円
- 宮崎県の平均家賃:3万6727円
と、平均値でいうと東京の家賃相場の50%ほどとなっているようです。
2023年の個人的な感覚ですが、宮崎市の中心街で1LDKだと、約4万円~8万円。3LDK、4LDKだと10~15万円前後だと感じています。
宮崎市の中心街から離れると更に平均家賃は低くなります。
宮崎市の食費感
食品データ館によると
宮崎市の2020年の一世帯あたり(二人以上の世帯)の食品消費額は
- 宮崎市の年間平均894,630円
- 全国の年間平均は962,373円
となっています。
このデータから見ての通り、全国的には見ても宮崎市の食費は低いことがわかります。
個人的には宮崎市の外食の価格帯がまだまだ安いと感じています。居酒屋で焼酎頼むと1合で500円とかなので。焼酎めちゃ安いです(笑)
なので、リモートワークができるIT業の方なんかは、生活コストを抑えつつ東京や都市圏の仕事ができるので生活はだいぶ楽になるんじゃないかと思います。
宮崎市でIT業と飲食業で起業した感想
僕は2017年にブログアフィリエイト業で独立起業し、その後2019年に飲食店を宮崎市で起業しました。(その間に副業でオンラインパーソナルトレーナーとしても活動)
関連記事⇒【月80万ブロガーが解説】稼ぐに特化した副業ブログの始め方8ステップ
関連記事⇒副業収益150万!オンラインパーソナルトレーナー成功への5ステップ
ブログアフィエイトは自宅で作業ができますし、初期費用やランニングコストも低コストなので、宮崎市に支援してもらうことはありませんでした。
ただ、飲食店を開業する際はみやざきスタートアップハブに入会し、これから起業する起業家の横の繋がりや、先輩起業家の方々と繋がることができ今のビジネスライフに大きくプラスとなっています。
また、宮崎市の事業で「マチナカ3000プロジェクト」という宮崎市の中心地に雇用を生むプロジェクトを宮崎市が行っている中の【空き店舗対象助成金】を活用しました。
これは宮崎市の中心街で一定期間空き店舗だったテナントを借りると、家賃の三分の一(上限5万円)を最大12カ月分が助成さえる制度です。
こういった宮崎市が中心街に人を集めようとしていることも飲食業を始めようと思った大きな理由の一つです。
宮崎市の経済発展予想とビジネスプラン
少子高齢化は全国的な問題となっていますが、宮崎市においてもそれは同じです。
宮崎市の報告によると
本市の人口は、増加の一途をたどってきましたが、2013(平成25)年の402,572人をピークに 減少に転じ2060(令和42)年には、312,004人と、ピーク時の人口から、約22%減少する見通し です。
引用元:本市の現況と課題より
とされています。
飲食店という人口減を直に受けるビジネスモデルでは、人口が減る中売り上げをどう維持するか、伸ばしていくかを考えていく必要があります。
僕の今後のビジネス展開は、飲食店の目の前のお客様は当たり前に大切にしつつ、インターネットを活用した販路や、ブログアフィリエイトの知識を活かした情報発信をし、インターネットからの売り上げと最終的には他県から飲食店に行ってみたいと思ってもらえるように展開していきます。
そうすることで結果として宮崎市にも貢献できると思っています。
また情報発信する中で「何かやりたいけど、、、。」と思っている方に、起業や移住で勇気を与えられる起業家になりたいです。
これから宮崎市に移住&起業を考えている人へ
これから宮崎市へ移住/起業される方に言いたいのは、「宮崎は本当にいいところ」ということ。
すごく抽象的ですが(笑)
「ライフワークバランスなんて言葉は起業家にとって不必要」と言う起業家もいます。
もちろん起業したては仕事に全集中するべきだとは思います。
ですが、その全集中する中での環境も大切だと思っていて、前途もしていますが、ほどよく街で程よく田舎が宮崎市の大きな魅力の一つ。
特に上場を目指したり、世の中を変えるようなサービスを開発提供したいということでしたら東京の方が情報のスピード感も起業家同士の繋がりと言う点でも優位になるとますが
まずは自分と自分の大切な人を幸せにする、という意味での宮崎市に移住と起業という選択肢は個人的には間違っていませんでした。
起業する場合は特に、低リスクで始められる副業からのスタートや、間借りなどのスモールスタートから始めることを強くおすすめします。
関連記事→ライフワークバランスを個人で実現!具体的3ステップを地方移住者が解説
まとめ
今回は宮崎市に移住と起業の情報をまとめました。
- 程よく街で程よく田舎である
- 宮崎市は移住支援や起業支援も充実している
- 生活コストが低い
- 起業は副業からまたはスモールスタートからがおすすめ
一度きりの人生楽しんでいきましょう!
実際に家族で出かけて、サーフィン⇒釣り⇒動物園⇒に1日で行ったりしています。